まさに、後悔先に立たず。
前回は小学校の先生の仕事、なんとなく伝わったでしょうか。
今回は、もう少し時間が進みます・・・
その後の僕は、校内の仕事は毎年あんなもんでしょうか。それでも、異動したときには
担当主任が少しは減ったと感じました。
僕にとって、教師の最大の強み、武器は「理科」です。そんな僕の強みである「理科」の専門性をもっともっと高めるために、CSTという資格を1年かかりで取得しました。CSTというのはコア・サイエンス・ティーチャー( Core Science Teacher:CST)といって、「高度な専門性と豊かな実践力を兼ね備えて優れた教育実践を行い、小学校あるいは中学校で理科教育を推進する上で中核的な役割を担う教員」のことを指します。今まで、部長やら、地域での科学イベントやら、楽しく理科について学んでいたので、ピッタリの資格でどうしても取得したいと思いました。
土日や、夏休みを使って、国立大学に行って理科の専門性を再教育します。先生になって、また専門性を磨けていることがすごくうれしくて夢中になって、講義に参加しました。レポートもアホみたいにびっしり時間をかけて書いて、大学生に戻った感覚でした。
「自分の専門性をさらに高めることができる」
「より質の高い教育を子どもたちに提供できる」
常に前をむいて、突っ走ってきた僕にとって、毎年の健康診断の結果の悪さは、頭の片隅にはあるもの、たいして気にはしていませんでした。
治療はというと、近くの開業病院で、3か月に一度通っていたのが、いつしか通わなくなり・・・薬を飲まなければいけないのは分かってはいたのだけど、忙しいし。飲むのめんどくさいし。元気だし。
そういえば、最近、よく疲れるなあ。休みの日になると死んだように寝ちゃうなあ。めまいがしてふらふらする。疲れが取れない。なんとなくの自覚症状もありましたが、まあ、気にしない程度のつかれかなと気楽に考えていました。
そんな時、学校で、
「なんか、めまいがするなあ」
血圧をはかると、上が250 下が130。
その時の正直な僕の気持ち。
「そんなもんか。いつもあることだ」
そうなんです。このときの僕は、血圧が上は200超えるの当たり前で、本当にギャアギャア騒ぐ数字ではなかったのです。
それでも、保健の先生が管理職に報告すると、当時の管理職より
「家族に迎えにきてもらうか、救急車をよぶか、どちらかにしなさい」
と言われたので、
「はあ?!」
と思いましたが、結局、タクシーで学校近くの、大きな病院で見てもらい、妻に迎えに来てもらいました。
その時38歳。病院の先生に言われた強烈な一言!
「慢性腎臓病。ステージ4に近いステージ3」
ショックでした。
え?それほど自覚症状ないのに・・・。
現実をうけとめるまで、時間がかかりました。
そこで、働き盛りまたは、血圧をなめている人に言いたいです。
タカから一言
「本当に、こうなってからでは遅いよ」
「悪くなった腎臓は元には戻らないよ」
まさに、後悔先に立たず。
今回は、仕事バリバリの僕が、状況が悪くなった現実に直面したことを書きました。
次回は、もっと悪くなっていきます。
タカでした。
続きを読む 僕の自覚症状とその時の気持ち・・・。