「やりがいをもって全力で働くのもいいけど、自分のことを大事にしないといけないよ」
前回は血圧について書かせていただきました。
今回は、小学校の先生の働きぶり?について書きます。
35歳の健康診断で血圧に異常のあることがわかり、その原因が腎臓にあることまで、なんとなく把握した僕。
当時の僕は、まさに働き盛り。与えられた仕事は絶対断らないで、どんどん増えようが、休みがなかろうが、それでも、自分の夢だった「小学校の先生」という職業に没頭し、いやだなんでいう気持ちは全くなく、むしろやりがいがある仕事に夢中でがんばっていました。
普通のごく一般の小学校の先生は、自分のクラスを担任して一年間がんばる。担任をするだけでも大変といえば大変。
毎日の授業に、毎日の宿題。テストの丸付けに、宿題、ドリル、ノートのチェック。一人一人の悩みに答えて、個に応じた指導をして、保護者対応。学習指導要領に照らしての各教科の評価。そして、通信簿の記入。空いている時間は、学校行事の打ち合わせや、次の授業の準備。体育、図工なんかは場の設定。給食指導に、掃除指導。当番活動をスムーズにするためも役割分担表作りなどなど。。。提出物のチェックや、忘れ物のチェック。書道や図工、読書感想文のコンクールに出すための全体および個別指導。
特に6年生担任になった日には、おそろしく開いた個人差の中での各教科の授業。学校を動かすリーダーとして、学校行事ではリーダー。委員会活動も、クラブ活動も、クラス、学年の行事・・・。そして、校外学習も最も多い学年・・・。
まあ、自分のクラスを担当するだけでも、ざっとこんなもん。今、かいつまんで、紹介しただけで、先生は、朝学校に登校したら、子ども達が帰っても、なんだかんだ自分の仕事、学年の仕事、学校の仕事、出張、研修・・・と休まる時間は全くありません。
中学と来たら、これに部活動、生徒指導、受験対策・・・。まあ、書いたところでやはりこれも先生としての仕事のごく一部です。
当時の自分は、こんなものではありませんでした。ざっと羅列すると
○校内の仕事分担として
6年担任、6年学年主任、理科主任、総合主任、外国語活動主任、視聴覚主任、道徳推進担当、情報機器担当主任、研究推進部長、初任者担当、教育実習担当、児童指導主任、安全担当主任、人権担当主任、メンターチームリーダー、周年行事担当、分会長
校内だけの担当でもこれだけ主任があったので、日々出張。出張。学校に戻っては教材研究、学校運営。
○校外では
理科研究会部長、学習状況調査作問担当、教科書指導書編成委員、役所の理科イベント実行委員会、初任者講習会、野外活動講師
こんなところでしょうか。それはないでしょ?いや、本当にリアルにあるんです。
大都市圏の学校ですが、単級のため、職員の数の少なく、おまけに初任者が多いのもあって、仕事の役割という役割があほみたいに舞い込んできて、断れないのもあって全部引き受けてしまっていました。
当然、朝5時に学校に行き、だいたいは夜11時まで学校で仕事。夜学校にいないときは、出張や研修のため、どちらにせよ仕事を夜10時近くまでやっています。土日も当然朝から晩まで仕事。
仕事、仕事、仕事の仕事人間でした・・・。
働き詰めの僕にとって、血圧の高さなんてどうでもよかったし、ましてや自覚症状がでていない元気いっぱいの僕だったので、なんとかなってしまいました。
正直、後悔はないですね。がむしゃらにやりまくった仕事の経験が今の僕の武器となり、財産となっているのは間違いないから。
でも・・・・。 これでよかったのかなあ?
夢中になれるって、いいことだけど、自分の体を顧みて、もう少し気を付けてもよかったんじゃない?いやいや、世の皆さんはもっと働いているでしょ。頑張っているうちが華?と今になっては思うことがあります。
では、今回のタカからの一言
「やりがいをもって全力で働くのもいいけど、自分のことを大事にしないといけないよ」
経験から言わせていたただきました。
今回は小学校の先生の働きぶりについて紹介しました。
次回は、そんな僕の働きぶりから、少し状況が変わってきます。
タカでした。
続きを読む ステージ4!!マジか?!!