毎日、 測るこ とで体の変調、 感染症の早期発見につながります。
入院中から習慣づけ、 退院後も続けましよ う。
(1)体重測定
※体重増加の原因=食べ過ぎ
体重の増加は、 腎機能の低下の原因に関係します。 太りすぎ・やせすぎに注意しましよう。
標準体重の10%前後の体重が目安です。
標準体重(Kg) =身長mx身長mx22
☆毎日決まった時間(朝・排尿後)に測定してください。
(2)体温測定
※発熱の原因=感染症の初期徴候
☆毎朝、 測定してください。 自分の平熱を知っておきましよ う。
★体温は、 年齢、 1 日の中でも変動があります。
高齢者は平熱が、 比較的低く 、 子供などは、 比較的高いです。
また、 1日の中でも昼と夜とでは1 ℃くらい差があります。
※ 38℃以上の熱がある場合は自己判断で薬を使用せず病院に連絡してください。
(3)血圧測定
移植後の血圧コントロールが悪いと移植した腎臓の機能悪化につながります
血圧が高くなる原因
ステロイドの副作用(高血圧)
生活習慣病
免疫抑制剤の血液中の濃度が高い
高血圧は、 移植後50〜80%の患者さんに合併すると言われています。
また、免疫抑制剤の効果を知る為にも、毎日定期的に血圧を測りましょう。
正常血圧=120〜130/80〜85mmHg 以下
★入院中の測定方法(血圧・脈拍・体温)
入院中は、1日5回(6時・10時・14時・18時・21時)自己管理ノートに各自測定した数値を記入してください。
★退院後の測定方法
(血圧・脈拍・体温)
毎日、同じ条件下で測定してください。そうすることで比較しやすくなり、異常の早期発見につながります。
・体重・・・毎朝、起床後、食事前に測定してください。
・体温・・・1日1回、想定してください。 朝起床後など
・血圧・・・1日2回、朝(食前)と夜(夕食前または寝る前)に座って安静な状態で測定しましよう。
但し、 降圧剤を内服している場合は、 降圧剤内服前に測定してください。